清水寺の七不思議:その6「梟の手水鉢(ふくろうのちょうずばち)」
          
            
	今年は、例年より暑い夏になりそうで
	各自、暑さ対策を考えお出かけをされると思いますが、
	日帰りで楽しめる場所をご紹介致します。
	以前より、清水寺七不思議をご案内して参りましたが
	今回は「七不思議その6」をご案内させて頂きます。
	※その1~5のご紹介は以前のスタッフブログから見る事が可能です。
	 
	それでは、「七不思議その6」をご案内致します。
	清水寺を入り
	轟橋を渡る手前左に訪れた人が手や口を清める手水鉢がありますが、この手水鉢は「梟(ふくろう)の手水鉢」と呼ばれています。
	
	 
	手水鉢の左に龍が飾り付けされていて、その口から水が注がれているのですが、名前にある“梟”は一見、どこにも見当たりません。実は“梟”はほとんど人が見ることのない手水鉢の下の台座にいるのです。
	
	 
	観音様を囲んで四方に梟が彫られているのですが、どうして、こんあところに梟が?と思いますよね。
	梟は西洋では知恵の象徴とされていますが、日本では夜行性で肉食であることから、梟は自分の親をも喰らうと言われていて、不孝鳥というイメージがあります。また、物知りで強い法力を持つというイメージもあります。そのようなことから、この手水鉢に彫られた梟は、室町時代に書かれた御伽草子『鴉鷺合戦物語(あろかっせんものがたり)』に登場する、梟を擬人化した「梟木工允谷朝臣法保(ふくろうもくのみつやあそんのりやす)」ではないかと言われています。法保は醜い姿をしていたそうですが、物知りで絶大な法力を持っていたのだそうです。隠れるように手水鉢の下にいるのは、その醜い姿を人間に見られたくないからかもしれませんね。
	
	パルティでも、各会館で毎月イベントを開催させて頂いています。
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	事前にご連絡頂きご来館お待ち申し上げます。
	それでは、良い夏をお過ごし下さいませ。
	 
	パルティスタッフ